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2015 6 6

太道の理念

武道とは、戦乱の世にあって武士が守るべき範囲と倫理観を背景に体系づけられ発展したものです。現代では格闘技という言葉が一般的になってきていますが、そこには武道の持つ高い精神性や品性が急速に失われているように思われてなりません。強い精神力を育み、人に勝ち己に克つこと、確固たる信念を持って鍛錬に励むことこそが武道の本来のあり方だと言えます。

現在、武道は、他国から入ってきたものも含め、様々な様式、方式のものが存在しています。武器術としては剣術・居合術・杖術など、組技として相撲・柔道・合気道・レスリングなど、打撃術として空手・拳法・ボクシングなどがあり、それぞれに様々な流派・会派が林立しています。太道の稽古体系は、突き蹴りを中心とする打撃技に始まり、更に関節技、投げ技、武器術を段階にしたがって習得できるようカリキュラムされています。従って、太道は総合武道であると言えます。

一般道場生や学生達のクラブ活動のような限られた期間の中での修練では打撃技が中心となります。また若い修業者が大きな目標のひとつとしている公式試合等では、全日本選手権から地方大会に至るまで、青・壮・少年・女子全て打撃技術を競う統一ルールによって行われています。そのため、太道とは、大会(競技会)のチャンピオンを目指して修業に励む選手にとっても、観戦する者にとってもムエタイやボクシングのような競技スポーツとしての側面を持った打撃格系闘技であると認識されがちです。しかし、太道はあくまで武道です。それは、技を習得すると共に強靱な肉体を造りあげ、そして何より高い精神力を育むことをもっとも重要な目的とするものであります。

人は強くなければなりません。弱い肉体や精神は、常に誰かに寄りかかっている存在を指すのではないでしょうか。しかし、人が存在するための究極は個であります。自分自身を独り立ちさせ、周囲に迷惑をかけないようになって、初めて他者を助けることができます。それこそが、真の共存共栄といえるでしょう。自立した個が集まって形成された社会こそ人類の最高の目標である永遠の平和への最善の一歩ではないでしょうか。太道はそのために微力ながら貢献したいと考えています。